こどものそのの朝の会と帰りの会には毎回、『子どもたち
の発表』の時間があります。発表したい人は手をあげ、司会
の年長さんにあててもらった人から順番に、みんなの前に出
て一人一人発表をします。昨日家で工作してきた物を発表す
る子、できるようになったコマ回しを披露する子、跳び箱6
段を練習し飛べるようになったことを発表する子、朝登園途
中に発見した大きなつららのことを発表する子、今日一日の
楽しかったことを発表する子、発表の内容はさまざまです。
先生が「どんな○○だったの?」「どうだった?」と質問し
てくださることで、こどもたちは話をさらに広げます。
小4になった娘も、こどものそのに通っていた当時は発表
することが大好きで、毎日のように発表を楽しんでいました。
家の前の田んぼのわきで、”スズメノテッポウ”という、吹く
と「ピー♪」と鳴る草をたくさん集め、朝の会でみんなに1本
ずつ配って、みんなで吹いてみたという思い出深い発表もあり
ました。自分の思っていることをみんなの前で自由に発表でき
る機会があるというのは、こどもにとって本当に幸せなことで
す。
一方、年中の息子は恥ずかしがり屋で、一人で発表すること
はまだできません。でも、毎日友達の様々な発表を聞くことで、
『僕もあんなの作ってみたいな、やってみたいな』という気持
ちになるので、他の友達の発表を聞くこともとても大切な時間
です。一人で発表することが難しい子は、グループで発表する
機会があるので、そこで発表する楽しさを経験することができ
ます。そんな経験を積み重ね、いつか息子が一人で発表できる
日を楽しみにしている母です。 小4、年中児の母